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目測の補助としての地上標識
地上標識は、保安上の点と目安の補助として使用すると便利である。この標識によって、d点からのコースの高低を指示するもっともかんたんな方法がある。なお、b〜c間の目安としても利用することができる。また。天候の急変悪化のため視界がわるかったり、日没近くの飛行で地上状況が不明確で水平線がはっきり見えないような場合には、地上標識で誘導することができる。2−107図は、昔、海軍で使われていたものと同じ理屈で、b点からのアプローチのための標識である。
これらの設備は、先にも述べたように、練習の安全性を高めるうえに大いに役だつ。特に。山岳地帯または凹凸のある地帯や台地での練習の安全を確保するために、必要である。
前記の場周コース上の目安を含め、くふうすればいろいろな方法が考えられるが、2−108図のようなものも、その1例である。
このような地上標識を使用する場合には、常に気象状況に応じて、適時に調整しなければならない。その調整の要点は、2−110、111図のような角度にすると同時に、そこに飛行する機体に共通の角度に合わせなければならない。
以上のような地上標識の方法によ

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